艶あり
油性2液弱溶剤多重ラジカル制御形⾼日射反射率無機塗料
屋 根
従来の遮熱塗料の概念を変える―。
耐候性を維持し早期退色不安を軽減した「ECOルーフ」。
遮熱塗料の課題であった変色・退色のリスクを
設計段階から見直し・改善。
耐候性と遮熱性の両立を実現しました。
16kgセット
(主剤:14.0kg/硬化剤2.0kg)
変色制御混色で退色・変色リスクをコントロール
遮熱塗料は通常、太陽光(近赤外線)を大きく吸収するカーボンブラックを使わないことで遮熱性能を向上させていますが、退色に強く耐候性に優れたカーボンブラックを使わないことは、一般塗料以上に退色・変色のリスクが生じる要因となっていました。ECOルーフは特殊黒顔料等に依存せず、耐候性に優れた顔料同士の退色速度を揃えることで早期退色不安を軽減しました。
従来の遮熱塗料の調色方法
〈一般混色〉
〈特殊黒顔料を使用〉
紫外線に弱い顔料(黄)から退色していき、 時間とともに塗膜が変色。
カーボンブラックより漆黒性で劣るため青等で補正するが、退色により変色。
ECOルーフ
〈変色制限混色〉
耐候性の高い顔料で各顔料の退色スピードを合わせ、極端な一方向への変色を防ぐ。
樹脂と光安定剤(HALS)を増量し退色進行を最大限抑制
【退色のメカニズム】樹脂の劣化に より、紫外線等の影響を顔料が直接受け変色・退色。
【ECOルーフ】樹脂量と光安定剤(HALS)を増やし、顔料の退色進行を最大限抑制。
HALS
「ECOルーフ」と「一般屋根用塗料」の比較
室内の温度上昇の要因である太陽光(近赤外線)を反射し、蓄熱を抑制することで夏場でも室内温度の上昇を抑え、省エネ・節電に繋がります。さらに高耐候性、低汚染性により塗膜表面の劣化を防ぎ、遮熱性能を長期にわたり保持します。
一般屋根用塗料
■ 太陽光(近赤外線)を吸収して室内温度が上昇、エアコンは強
■ 室外機もフル稼動で、排出するCO2も多量
ECOルーフ
■太陽光(近赤外線)を跳ね返すため、エアコンは弱で部屋が快適
■室外機から排出するCO₂の軽減
CO2排出 少
太陽光
(近赤外線)
太陽光 吸収
エアコン 強
CO2排出 多
太陽光
(近赤外線)
太陽光 反射
エアコン 弱
サーモグラフィーによる屋根モデル表面温度分布(熱画像)
2枚の屋根モデル(鉄板)の左側にECOルーフ、右側に一般屋根用塗料を塗布し、サーモグラフィーで測定した結果です。一般屋根用塗料と比較し表面温度で約20℃の差がでました。
〈照射実験写真〉
〈サーモグラフィー画像〉
78℃
24℃
優れた遮熱性能による高反射率
太陽光は波長によって紫外線、可視光線、赤外線という3つの領域に分けられます。紫外線は塗膜の劣化の大きな要因、可視光線は人が色として認識できる光の領域、そして赤外線は熱線とも呼ばれ、物質に吸収されると熱へと変化します。その温度上昇の原因となる近赤外領域(780〜2500nm)の赤外線を反射するほど遮熱性能が高くなります。ECOルーフは一般カーボン系塗料に比べ高い反射率を実現しています。
ECOルーフ
一般カーボン系塗料